2014年04月08日

しお風臨時特集号2014.4.10

平成26年2月3日にゴミ処理広域化で大磯に計画されていた生ゴミ施設整備の中止が公表されました。毎年支払う広域化負担金、3年間は2重支出の可燃ごみ処理費、新設される剪定枝資源化処理施設、施設内容・規模・稼働予定が不明な不燃物処理施設の用地取得費などの莫大な負担により、二宮町は財政破綻を招くことが懸念されます。
実施計画が変更されたこの時期に二宮分の配置計画が妥当であるか再検討する必要があります。



平成18年9月に1市2町ゴミ処理広域化計画から脱退表明したのに、2年3箇月後の平成21年3月には復帰の申し入れを行い、広域化に関する覚書を締結しました。まったく正反対な方針変更や不公平で二宮町の財政を圧迫する復帰条件を丸呑みしての復帰は理解できません。

◆脱退した時の配置計画案


◆脱退理由
実現可能性調査は決定ではなく検証が必要
①報告書の取り組み事項に沿って検証が必要で、減量化・資源化というソフト化策を行い、その上で必要最小限の施設を検討すべき
②減量化・資源化への取り組みへのご理解・ご協力が深まっているものと考え、将来予測について平成14当時のデータではなく、最新の数値に置き換えて予測をやり直すべき
③厨芥類資源化施設に充分な研究・検討をすべき
実現可能性調査でははっきり決まっていなかった最終処分場の扱いなどに合意できない


人口も一割少なく、一人当たりのゴミ排出量も2割以上少ない二宮町ですが、ゴミ処理広域化の負担金は大磯町と同額。しかもは負担金を払っても平塚市が新設した焼却施設は3年間、最終処分場などが2年間は使用できない不公平さ。そして、負担金と大和市等へのゴミ運搬費等の二重負担。

さらに、広域化復帰に間に合わせるかのように急ぎ、隣地との境界査定もしていない土地を手に入れ、現在も裁判中のゴミ積替施設整備に伴う用地取得費と整備費、剪定枝資源化施設の用地取得費は二宮町単独負担です。ゴミ処理広域化への復帰は、二宮町の財政を圧迫しています。

今後、不燃物処理施設の用地取得費やゴミ処理広域化各施設の修理費等も必要になり、さらに財政は圧迫されます。

◆ごみ処理比較


◆二宮町ごみ処理費の推移

  


Posted by tomo at 22:13Comments(0)ごみ処理問題

2014年02月04日

ごみ処理広域化計画の再検討を

平塚・大磯・二宮ブロックごみ処理広域化実施計画で大磯に整備される計画だった「厨芥類資源化施設」(生ごみ処理施設)の整備中止が昨日2月3日に発表されました。
神奈川新聞記事抜粋


施設配置の公平化のため、大磯、二宮町のペットボトルと容器包装プラスチックを処理するリサイクルセンターは新設場所を二宮町から大磯町に変更することになったようです。

二宮町は剪定枝資源化施設と不燃物処理施設の新設がまだ計画されています。二宮町は広域化に復帰し、負担金をきちんと払っていても平成28年度からしかごみを焼却させてもらえない。これで公平なのでしょうか。

2月1日発行の地域コミュニケーション紙「しお風」特集記事「二宮町財政は危機的状況!財政危機の責任を住民にばかり押し付けるのか?!危機管理意識薄い惰性行政の町を「関心と行動」で住民から変えよう。」を掲載しましたが、二宮町の財政危機の誘因となっているごみ処理広域化の取り組みをこの機会にきちんと再検討してほしい。

今後さらなる負担が予想されるので、地域コミュニケーション紙「しお風」はより一層記事に取り上げていきますが、住民は問題意識を持って声をあげてほしい。町外の方もご意見、ご感想を二宮町の方々への話題にしてほしい。平塚、大磯の方も一緒に考えてほしい。


「しお風」神保智子  


Posted by tomo at 20:37Comments(0)ごみ処理問題

2012年04月27日

最終処分場問題

昨日4月26日にしお風臨時増刊号を発行しました。16日発行の号外、パネル展の準備等で忙しく、「しお風つうしん」も久々の発信となりました。

臨時増刊号で、二宮町にごみ処理広域化施設の最終処分場が将来やってくることの問題にふれていますが、真鶴町でも最終処分場に関する問題が発生しています。今日27日の14時臨時議会が開催されるそうです。傍聴しようと思います。みなさんもぜひ傍聴を。

神奈川新聞記事 
「湯河原、真鶴両町のごみ焼却灰が処分場の地下水汚染が原因で県外搬出を余儀なくされた問題をめぐり、村田知章真鶴町議(37)がツイッター(短文投稿サイト)で「放射能の拡散につながるので反対」などと書き込んでいたことが、24日分かった。焼却灰の放射性セシウムは国の基準値を下回っていたが、搬出先が書き込み後に受け入れを中止したことなどから一部町議が問題視し、27日の臨時会に村田町議の辞職勧告決議案を提出する見通しとなった。」
  


Posted by tomo at 05:22Comments(0)ごみ処理問題

2011年02月11日

ごみ処理を考えよう

しお風つうしん第613号で「ごみ処理問題が再浮上?!」と題して発信したところ、多数の方からお便りをいただきました。ありがとうございます。

ごみ処理広域化自体や平塚・大磯・二宮ブロック広域化実施計画骨子案についての問題点やご意見、他ブロックでの取り組みについてのご意見など、大変参考になるものばかりでした。今までの経緯も整理しながら、「しお風つうしん」や地域コミュニケーション紙「しお風」臨時増刊号で随時発信しながら、みなさんのご意見もいただいて、ごみ処理についての考え方をまとめたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。

燃焼式ゴミ焼却場の建設が進められている平塚で、「ゴミと環境」をテーマに子どもにツケをまわさないと平塚まちづくりシンポジウムが次のとおり開催されます。

2月13日(日)14時~16時 平塚プレジール(JAビル5階)
講師  松井三郎 (京都大学名誉教授)
コーディネイター  水嶋かずあき 平塚みらい研究会代表
 (平塚市長選に出馬表明した一人)

私は「まちなか❤ふれ愛まつり」を開催しますので、参加できないのが残念です。ぜひ、ごみ処理の在り方を考えてみてください。情報もお寄せください。
  


Posted by tomo at 21:31Comments(0)ごみ処理問題