2012年02月26日

危機感を感じて

二宮町町議会の3月定例会の初日を2月24日に傍聴して、東大果樹園跡地の土地取得について、かなりの危機感を感じ、このことについて発信していきたいと感じました。

それで、この件を「しお風」の3月の重大課題として、集中して取り組むことにしました。この件以外の情報発信や地元調整、ワークショップの開催、ボランティアなど余力がなくなってしまいました。神奈川朝市ネットワーク、講師をしていただく予定の川廷さん、NPO法人湘南スタイル、商連かながわ事務局、心の唄実行委員会などのみなさん、ご迷惑をおかけします。大変申し訳ありません。

2月24日の二宮町議会初日に、監査委員の選任(現委員善波さんの継続)、「所有権移転登記手続請求控訴事件・独立当事者参加申立控訴事件」の和解、「二宮町災害対策基本条例」「二宮町営駐車場条例」の制定、各種条例の改定(18件)について町長提出議案として上程されました。

監査委員の選任、和解についてはこの場で審議され、全員一致で可決されました。和解について、どのような問題が秘められているかは、後日発信したいと思います。その他は明日2月27日の委員会に付議され、2月29日に表決されます。その他には「「東大果樹園跡地の土地取得」に関わる条例改正が含まれます。

「東大果樹園跡地の土地取得」に関わる費用については2月29日に「平成23 年度二宮町一般会計補正予算」として議案として上程され、その日に質疑・討論・表決されます。また、「東大果樹園跡地の土地取得」については、3月21日に議案として上程され、その日に質疑・討論・表決されます。ぜひ傍聴してください。

今回上程されている条例改正は、「東大果樹園跡地の土地取得」に関わっているようです。「二宮町町民参加活動推進条例」の改正で「協働まちづくり基金」の廃止、「二宮町公共施設整備基金条例」の改正で、公共施設の要件が広がり、「二宮町環境整備基金条例」、「二宮町公共施設用地取得基金条例」、「土地開発基金条例」が廃止されます。2月27日、29日も、ぜひ傍聴してください。

また、二宮町小児の医療費に所得制限が導入、二宮町介護保険の保険料率等の改正、二宮町在宅障害者福祉手当支給に所得制限と年齢要件を導入、二宮町障害者の医療費の助成に年齢要件の導入。

二宮町体育施設・武道館使用料の二宮町補助金交付規則(昭和36年二宮町規則第1号)第3条第1号の適用を受ける団体の1/2減額の廃止、条例改正は上程されていませんが、解釈で二宮町生涯学習センターの使用料でも二宮町文化団体連盟の1/2減額が廃止されるそうです。(唐突な使用料減額の廃止で「大変困っている」というお便りが数件「しお風」に寄せられています。)

そして、議会傍聴時に3月補正予算書を見て、様々な分野での予算減額措置、基金の一般財源への繰入を見て、こんなに町の財政に影響があるのかとびっくりしました。このことについても整理して後日発信します。
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Posted by tomo at 22:23Comments(0)議会ウォッチング

2012年02月25日

イベント「架け橋」

神奈川県の関沢さんからのお便りを紹介します。このイベントに私は参加申し込みしました。
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いつもメルマガ配信くださり、ありがとうございます。
ふれ愛まつりには足を運べなかったのですが、658号には感じさせるエピソード」られていましたね。

さて、先日ご案内したイベントについて、詳細が確定しましたので改めてご案内いたします。
今回のイベントは、私の所属しているNPO(プロジェクトK)が3月20日に開催するイベント「架け橋」というものです。ご都合がよろしければご参加ください。

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官民の様々なセクターで活躍されている方々が垣根を超えて交流を深める『架け橋』の第14回目。
今回は自治体プロジェクトの一環として、『横浜火種の会』と共催で、3月20日(火)横浜市にて開催します!

東日本大震災発生してから、早一年、この間、国や自治体は正常に機能したのでしょうか。
このような問題意識の下、今回は『地域の活性化への国や地方自治体の新しい関わり方はどうあるべきか?』をテーマに、被災地や神奈川県内で活動してきた民間企業・NPOの方々の視点から、国や地方自治体の地域への関わり方に係る課題を抽出し、真の地域の活性化に貢献するためにはどうあるべきか、議論を深めます。

前半はパネルディスカッション形式での議論を、後半は参加者の皆さま同士でのグループディスカッションを実施します。今回は地方開催という初の試みですが、初めて参加される方でも楽しめる企画にしてまいりますので、どうぞお気軽にご参加ください。

◎参加申し込みはこちらから

◆日時 3月20日(火・祝)13:30‐17:00(受付開始 13:10より)
◆場所 かながわ労働プラザ3F 多目的ホールB
(アクセス)JR根岸線石川町駅より徒歩3分 MM線元町中華街より徒歩10分
地図URL) 
◆テーマ 地域の活性化への国や地方自治体の新しい関わり方はどうあるべきか?
◆パネリスト
 深田 裕康 氏  (㈱ローソン 社会共生ステーション シニアマネジャー)
 杉浦 裕樹 氏  (NPO横浜コミュニティデザイン・ラボ代表理事、ヨコハマ経済新聞編集長)
 朝比奈 一郎 氏 (青山社中㈱ 筆頭代表)
 大田 昌博 氏  (山梨県道志村 村長)
 露木 順一 氏  (前開成町長・元地方分権改革推進委員)
 竹谷 理志 氏 (環境省国際地球温暖化対策室室長補佐・プロジェクトK代表)
◆コーディネーター:信時 正人氏 (横浜市温暖化対策統括本部長)

◆定員  140名
◆参加費 1,500円
なお、終了後、有志で懇親会(会費別途3,500円)も開催する予定ですので、そちらも是非ご参加ください。
  


Posted by tomo at 01:44Comments(0)イベント紹介

2012年02月23日

法・議会無視のごり押し?

2月18日の東大果樹園跡地購入について、2月18日付けの神奈川新聞に掲載されました。


「えっ、環境整備基金、公共施設用地取得基金、協働のまちづくり基金、土地開発基金の4基金を廃止して、東大果樹園跡地を4億5千万で購入!!」財政が厳しい中で風致公園を購入したはずなのに「議会できちんと審議しないで購入が決まって行っていいの!!」とびっくり。

それも3月議会が明日24日から始まると言う前日の今日23日の全員協議会で報告されました。本当に私たち住民の代表者の合議体である議会を無視しています。あきれるばかりか憤りを感じました。

全員協議会は執行者側から説明を受ける場であり、事前審議にあたることはしていけないのに、近藤議員が賛成を表明し、「ほとんどの町民は賛成であるが、否決された場合はどうするのか」「期待している町民から文句がでたらどうするのか」「議員の賛否は議会だよりに記名で記載されるけれどよいのか」などと発言しました。

「私たち町民に賛否を問う場はなかったと思いますが、どこで、ほとんどの町民が賛成などとわかったのでしょうか。無作為抽出アンケートやヒヤリング調査をしたのかしら。この発言は、賛成への誘導という全員協議会で一番してはいけないことですよ。」と憤りを募らせました。

すると、西山議員が「本会議直前の全協に出てきて議論する間がない。何故3月21日に契約書を締結する切羽詰まった状況になって初めて出てくるのか?財政が厳しい中できちんと目的もないのに5億の買い物するのに討議させないのか。小児病院跡地を購入する時は審議した。町は買い取る意向があったのだから、もっと早く出すことができた。従来の土地購入ではこんなことはなかった。」

また、「議長は本来早くにわかっていたと思う。何故、はやく出して要望しなかったのか。このまま議論を費やさないで賛否で可決してよいとは思わない。議員として町民にきちんと説明できるようにしてほしい。」と。

心の中で「さすが先輩議員は違う」と思わず声援を送ろうとしてしまいました。議会日程はこちらです。
この日程にも執行者のごり押しが見えます。廃止になる基金の条例や補正予算決定を先に行い、最終日21日に
東大果樹園跡地の土地取得についての議案決定が行われます。可決せざるえない既成事実を作っているみたいです。

そして、さらに補正予算にも問題をはらんでいます。自治法上既定の予算に追加その他の変更を加える必要が生じたときは、補正予算は組まれるはずなのに、平成24年度予算を作るために、急遽平成23年度予算を減額して残す処置を行うなんて、法無視にならないの?傍聴して行方を見届けたいと思います。
  


Posted by tomo at 23:25Comments(0)議会ウォッチング

2012年02月23日

ふれ愛まつりが盛り上がって

「まちなか❤ふれ愛まつり」を2月19日に開催しました。3回目を迎え、今回のテーマの「みんながつながる町(ここ)が好き」が表現できたかなと思います。


つながり、絆って簡単に言葉にすることはできるけど、それを築くのはなかなか大変です。今回は企画段階からいろいろなアイデアが出て、楽しくて「ふれ愛ライブ」の開催、「カフェめぐりお得チケット」の発行、手作りののぼり旗まで作ってしまいました。

今年の寒波が影響して、出店者もライブ出演者の応募も最初は少なくて、心配症の私はハラハラして、様々なところでPRしました。すると最終的には多くの方々が集まり、それでまた出店場所、プログラムが目いっぱいでハラハラ。ライブ会場の設営も大変でした。でも、様々な人たちの協力とスタッフやボランティア、出店者、ライブ出演者のみなさんが力を出してくださって、素敵な催しとなりました。

開催時間前から「酔夢楽団」が南米音楽で楽しさを出してくださり、高校生バンドもがんばって、中学生のコントもかわいらしくて評判がよかったです。ライアー演奏もあって素敵でした。聴衆の中には「出演料良く払えたね」という人もいました。「実はライブ参加費500円をこちらがいただいている」とお話をするととてもびっくりされていました。





「防災カフェ」「季節の台所」「デイカフェ」は、本当のお店みたいな内装だし、それぞれの想いを表現できました。また当然その味も美味しくて、完売でした。来場者のみなさんも「楽しかった」「質が高い」「美味しかった」と喜んでいただけました。



 

出店へのお客様の評判も良くて、「お客様からまた来てねと言われたし楽しかったので、これからも出店したい」という出店者も多かったです。雰囲気はブログをご覧ください。




当日私は「季節の台所~花信風しつらい茶房」の皿洗いに追われ、調理室にいることが多かったのですが、コミュニケーションや美味しいものも充分味わい、楽しませていただきました。

何よりもうれしかったのは、ボランティアできた二宮高校生の言葉でした。その中には感動で泣いてしまった生徒もいて、私も思わずもらい泣きしてしまいました。そして、この高校生たちから「ボランティア部をつくりたい。今後もこのまつりやその他のまちづくり活動にも関わりたい」とメールが来て、うれしさ倍増です。


そして、次の日「しお風」事務所の下に置かれたライブ会場設営に使ったコンパネなどの片付けを一人でしようとしたら、コンパネが私に倒れかかり、下手に身動きできず、慌てて携帯で助けをもとめたら、最近親しくしている人が御主人と一緒にかけつけて、救出してくださいました。こちらも絆を感じてうれしかったです。
  


2012年02月21日

第656号「盗聴って?」へのお便り

第656号「盗聴って?」に寄せられたお便りの一部を紹介します。

◆寺山さんから
656号興味深く拝見しました。
会議の公開非公開は事前に市民に伝えておくべきと考えます。
市が主管する会議・審議会の公開非公開はどのような基準と決定までのプロセスを、市民が知っておく必要がありますね。

平塚のことを問い合わせ中ですので、判りましたらお知らせいたします。
参考までに、二宮の仕組みについて資料があったら、教えて頂けませんか?

もう一つ感心したことがあります。
「議員や議会にも愛をもって接する」ことで、私たちにゆとりを与えてくれます。
きっと対応した職員は、ともにでなく対極的な立場で判断されたので、余裕があれば違った対応をされたかもしれませんね。

神保さんの貴重な体験を、わたくしのこととして肝に命じます。
様々な場面においても「愛をもって接することを」とても大切なことを気づかせていただき、ありがとうございます。


◆寒川のYさんから
「他の傍聴者からも「町民より記者に伝える方が大切なの?」と質問がでました。事務局職員は「そうです。」と言ってその後口をつぐんでしまいました。」これはおかしいです。

町民に例えばHPで知らせるのが最も早くすべきことです。
米国の大統領府は、報道官が話すのが最初でしょう。
日本も、官房長官が話すのが最初です。

新聞がなんだ!
寒川も同じです。文句を言い続けています。


◆Yさんから
今回の件は残念というか、二宮町の遅れた体質では。

たまたま、本日午後に内閣であったセミナーに出席しました。テーマは公民連携推進研究会せみなーで友人が基調講演したのでいきました。

その中で秦野市の方が話された公共施設白書の作成ですが、全ての情報を隠さず記載したことが報告されました。勿論公表には抵抗がいろいろあったようですが、市長の判断で公表に漕ぎ着けたとのことでした。今後ともよろしく。


◆Ⅰさんから
傍聴=盗聴 の話は興味深いですね。
だいたい「全員協議会」というシステムに問題がありますよね。議会基本条例でこれを廃止できるといいのですけれど。
  


Posted by tomo at 23:05Comments(0)みんなのお便り

2012年02月17日

反響がいろいろ  

「しお風つうしん」にも様々な反響がありました。第656号「盗聴って?」と第654号「法を無視!ふたみ記念館」についてです。いただいたお便りも発信者の許可をいただいて、紹介したいと思います。みなさんもご意見、ご感想をお寄せください。

東大農場跡地購入についても「しお風つうしん」に取り上げたいと思っています。簡単に地域コミュニケーション紙「しお風」でトホホ事例4として取り上げましたが、3月議会(2月24日からスタート、23日は全員協議会で説明されるようです)が、財政的にも、その後の計画でも町民に大きな影響を与えることが充分な検討なく簡単に決めてよいものか疑問です。
  


2012年02月17日

みんながつながる町が好き 

2月19日(日)に「第3回まちなか❤ふれ愛まつり」を開催します。
今回のテーマは「みんながつながる町(ここ)が好き」です。このテーマには実行メンバーの想いが込められています。
様々な方々の協力で実施できることへの感謝も表わしています。

コミュニティカフェとして「防災カフェ」「季節の台所」「デイカフェ」を実施して、軽食を味わいながら、会話やまちづくりの話も楽しみたいと企画しています。「防災カフェ」では地震防災プロによる連続講演、「季節の台所~花信風しつらい茶房」では季節や食、町の魅力についてのおしゃべり、「デイカフェ」は高齢者の思い出のお話など、会話を通して、みんながつながっていること、自然や町とのつながりも感じていただけたらと思います。

カフェめぐりお得チケットも1000円で販売しています。1200円が1000円となり、さらに豪華景品(10本)が当たる抽選くじがついています。景品は二宮、大磯のみかんの支援プロジェクトからの企画品です。ぜひ当ててください。

野外ライブにも多数の方が参加し、二宮中学校生、二宮高校生からプロの方まで、様々なジャンルの方が出演し、出店も様々な方々が参加します。詳しくはこちらをご覧ください。

「みんながつながる町(ここ)が好き」と感じられる他にはないイベントとなるように、楽しく盛り上げたいと思います。ぜひ、ご来場ください。

特に、「季節の台所~花信風しつらい茶房」は、私が主宰している地域ブランドづくり「湘南♡風と星物語」検討会が実施します。この会は、季節行事を取り入れたテーマにそって順次イベントを実施してきました。その12回目として、「春の花に想いを託して」をテーマに「まちなか❤ふれ愛まつり」に参加しています。

「花信風」は、二十四節気の小寒から穀雨までの間の各季節の花の便りを乗せて吹く風。初春から晩春まで、それぞれの花を結びつけています。2月19日は、雨水(温かさに雪が雨にかわり、氷がとけ始める頃)の「菜の花」です。菜の花の花言葉は「小さな幸せ」。できるだけ地元の素材を使い、自然の恵みに感謝し、私たちの暮らしに潤いや安らぎ、小さな幸せがお届けできたらよいと思います。


  


Posted by tomo at 23:17Comments(0)イベント紹介

2012年02月15日

反響が 

地域コミュニケーション紙「しお風」の反響がありました。「共感した」とお手紙やメール、そして町でも声をかけられました。でも、怒らせてしまった人たちもいて、友人にちょっとしたトラブルがあったようです。でも、友人も応援してくれてうれしいです。

そして「まちなか❤ふれ愛まつり」の準備で大忙し。こちらも反響があって、ライブや出店参加者、ボランティアも多数集まって、大いに盛り上がりそうです。
  


2012年02月15日

盗聴って? 

昨日2月14日に二宮町議会の全員協議会が開催されると言うことなので、町役場の議会委員会室に向い、傍聴したいと申し出ました。一部の議員さんは「入室したら」と言ってくださいましたが、全員協議会は議長許可が必要となっているそうなので、ドアの前で待っていると、事務局職員に「非公開です。」と言われ、理由は「予算公表は記者発表前はできないので」ということでした。後から2人傍聴者もいらっしゃって、しばらくドアの前で中の様子を伺っていたら。事務局職員が出てきて「傍聴は禁止されています。盗聴行為ですよ。」と。

「ええっ、盗聴って、犯罪行為なの?」と驚いてしまいました。他の傍聴者からも「町民より記者に伝える方が大切なの?」と質問がでました。事務局職員は「そうです。」と言ってその後口をつぐんでしまいました。議会が「議会基本条例」を制定するなかで「開かれた議会」が大きなテーマになっているようだけど、「盗聴行為」はないでしょう。

午後の「議会基本条例案」についての全員協議会は少し待たされて傍聴できたけれど、その中でも一部の議員さんの発言で「積極的な情報公開」という言葉が問題になっていたように、「情報公開」はまだまだ理解が難しいようです。

全員協議会終了後に議長に午前中の「盗聴発言」について問いかけたら、「そういう風に見えたんだろ。そういうことするから仕方ないだろ。」というお返事でカリカリさせてしまいました。「反省!私の愛が足りませんでした。この日はバレンタインデー。二宮のまちは大好きで愛しているけれど、議員さんや議会への愛がありませんでした。町を楽しく魅力的にするだったら、議員さんや議会にも愛を持って接しなくちゃ。」と後悔しました。

議長退出後残っていた数人の議員さんとお話したら、「やはり全員協議会もいつ開催されるか公開して、非公開の場合は傍聴希望者が納得する理由を示して非公開にしないといけないね。」「町民ももっと具体的に示して提案してくれないとわかないことが多いよね。町民と議員が一緒に町を良くするために議会を変えるためにも。」などというお話がありました。

また、さらに後日談で、議長が非公開の判断を下していなかったかもしれないそうです。だから、私が議長に問いただし、盗聴発言の責任を議長に負わせようとしたと感じられて、カリカリさせてしまったのかもしれませんね。些細なことから、どっと疲れた一日でした。でも、バレンタイデーに愛しい人にチョコっと愛を告げられたから、良い日だったかも。
  


Posted by tomo at 15:20Comments(0)議会ウォッチング

2012年02月07日

つながって❤

2月4日は「心の唄in平塚」に参加して影マイクを担当しました。コンサートは会場満杯で大盛況。今回は心の唄バンドや平塚の防災活動をメンバーが夏に被災地支援に行き、町民憲章に曲をつけて唄にした南三陸町の避難所を取り仕切っている区長さんや町民憲章作成の中心人物の元校長さんも特別出演。



平塚からだけではなく、横浜、東京、静岡など様々な地域からスタッフが集まって、初対面の人も多かったけれど、みんなで力を合わせて、すっかり仲良しに。コンサート終了後の交流会も50名位集まって、大いに盛り上がりました。久しぶりにあった防災関係の人たちや横浜市若手職員のまちづくり活動の会「火種の会」のメンバーが「しお風つうしん」をきちんと読んでいてくださることも知って感激でした。


 

5日の日曜朝市では、クマさんファームの熊谷さんと偶然会っておしゃべりに興じ、記念撮影までしてしまった。


その後は北口商店街の一角ASAにのみやの竹原さんの家の庭を解放して、NPO法人CS21湘南やWeショップやお店の人たちが出店して町を盛り上げました。私も午前中お手伝いをしました。こんな感じの街かど出店や個々の様々な活動が北口通りなど様々なところで催され、町をあげてのおもてなしの雰囲気が醸し出されるとよいですね。
  


2012年02月07日

小さな町だからこそ

すれ違う人に挨拶したり、近所でおすそわけしあったり、困っている人を見かけたら、ちょっとした気遣いをしたり、なんとなく安心して暮らせる。当たり前のような暮らしが、なかなか難しくなった先行き不安な社会。

地元の新鮮な野菜が路地販売していたり、少し歩けば、里山や海があり、温暖で季節の移り変わりを楽しめる湘南の町。お店の人たちとのおしゃべりが心を安らげ、エネルギーの自給や食もお金も地域の中で循環して、財源が豊かでなくても素敵なくらしができる町。

小さな町だからこそ、みんなが力や知恵を出し合い、つながることで、先行き不安な社会の中でも、日々小さな幸せを感じる地域にできるのではないでしょうか。何から始めたらよいのかというヒントや行動したいというパワーをいただける講演会が開催されます。ぜひ、ご参加ください。

田中優 講演「3万人の町からできるコト」
 −地域自給を実現する5つの方法− 


2月11日(土)13:00〜15:00(開場12時) 聖ステパノ学園 海の見えるホール

前売り1000円、当日1200円、中高生800円 託児要予約

主催:町民立環境ネットワーク☆大磯

協力:NPO法人 西湘をあそぶ会

問合せ ☎0463-61-9612(宮崎)
  


Posted by tomo at 21:01Comments(0)イベント紹介

2012年02月01日

法を無視?ふたみ記念館  

12月3日にしお風つうしん第644号で発信しましたが、ふたみ記念館の開館に際し、県からクレームがありました。
icon06ふたみ記念館


それは建築確認申請が「集会所」なのに実態は「美術館」として開館し、入場料を徴収していたことに対してです。

ふたみ記念館用地は第一種中高層住居専用地域で、建築基準法第四十八条第2項の法解釈により、「集会所」は整備できますが、「美術館」は整備できません。ですから、建築確認申請は「集会所」として県には申請されています。

ところが、二宮町ふたみ記念館の設置及び管理に関する条例には、「本町出身の画家二見利節の作品その他関連する資料(以下「作品等」という。)を展示並びに保存するとともに、町民文化の向上と豊かな地域社会の形成に寄与することを目的として」「記念館に展示されている作品等を観覧しようとする者(以下「観覧者」という。)は、別表に定める観覧料を納付しなければならない。」と記載されています。

ふたみ記念館のちらしやポスターには「NINOMIYAMACHI FUTAMI MUSEUM」と掲載されています。


また、神奈川新聞に「同町初の美術館」と報道されています。

二宮町は、「建築終了後に寄贈を受けたので、『集会所』として申請したのは寄贈者で、その依頼を受けた設計者が手続きを行ったから責任はない」と考えているようです。「集会所」として建築確認申請していたのを知らなかったと申し開きしています。

しかし、二宮町が知らなかったというはずはありません。知っていたならば、悪質な虚偽行為であり、知らなかったと言い続けても、過失行為の責任はあります。行政が行う行為は法を遵守して行われなくてはならないのに、その行政自体が法を無視してはいけません。

<知らなかった言えない理由>
①二見利節記念館構想は町からの提案
寄贈者は二見重雄さんの遺族で、「町の役に立ててほしい」と土地の提供があったのを町が重雄さんの同級生であった二見利節の作品展示と保管をして、後世に伝えたいと提案し、寄贈者は建物も作って寄贈することにしたものです。


②寄附前に調査したはず
二宮町寄附取扱要項で、寄付申請があった場合は、事前に調査し、町長の決済後、正式に受領することになっています。その調査は10項目にわたり、その中には「法令等に違反しないか」が入っています。普通建物を建設する場合、用途地域に適合するかどうか調べると思います。もちろん、寄付行為でもそれは最初に調べるはずです。特に、今回は町から提案しているのですから。

③議会でも「美術館ではない」と答弁
平成22年3月の議会答弁で坂本町長は「美術館ではない」「美術館というイメージのものを我々は予算的につくれない」と答弁しています。それを受けた総務部長も「美術館ではなく、だれでも気軽に立ち寄れる二見利節画伯の絵の展示を中心とした記念館的なものということ」と答弁しています。

④開館前に窓をベニヤ板でふさぎ、消防が立ち入り検査で改善指導
ふたみ記念館の展示ルームにはところどころ大きな布の壁掛けがかかり、その上に作品が展示されています。これは大きな壁掛けの後ろが大きな窓(それも出窓)だからです。

開館前にはこの窓が出窓なので、そこにベニヤ板でふたをし、壁と同じ壁紙を貼って、そこに作品を展示していたのを開館前日に消防の立ち入り検査があり、防火上、窓をふさいではいけないということでベニヤ板をはがし、急遽策で大きな布の壁掛けをかけたようです。布の裏をのぞくと無残にはがされた痕跡が残っています。

たぶん県の完了検査後に窓をふさいだのではないでしょうか。それとふさいでしまったのは、町長が「窓があると作品があまり飾れない」と言ったことからのようだとも伝え聞きしました。

対応としては、『美術館』として申請し直し、その建築審査会で認可されるまでは、無料で拝観することになっています。しかし、これにも大きな問題があります。

①法令無視のままの条例施行、放置
建築基準法を無視したまま、条例はそのまま放置されています。町は条例をそのまま放置しても問題なしと考えているようです。

②美術館としての許可は困難
議会で答弁しているように、「美術館」として運営するには予算がかかると思われるし、実際の許可にも建築審査会で審議するにはだいぶ時間がかかりますし、美術館として許可されるには、さらに施設の手直しが必要だと思います。現ふたみ記念館では平塚市の美術館で収蔵している作品を貸し出しすることができないと言っている施設が美術館だと簡単に許可されるか疑問です。

建築基準法第48条第2項の但し書きに「良好な住居の環境を害するおそれがないと認め、又は公益上やむを得ないと認めた場合に限られます。手続き的には、建築基準法第48条第14項に県は「その許可に利害関係を有する者の出頭を求めて公開による意見の聴取を行い、かつ、建築審査会の同意を得なければならない。」第15項に県は「意見の聴取を行う場合においては、その許可しようとする建築物の建築の計画並びに意見の聴取の期日及び場所を期日の三日前までに公告しなければならない。」となっています。

③赤字補てんで財政影響
そもそも、ふたみ記念館を開館させるにあたって、平成22年度3月議会で「『ふたみ記念館』の黒字化なんていうこともあえて言っているわけで、赤字が生まれるもとを増やしていくつもりはさらさらありません。」と答弁していますが、半年以上も拝観料をとらず、3人の人件費や光熱費はかかっていきます。さらに美術館として開館するには費用がかかります。

開館当初でも日に10人程度の来場者数だそうです。近くには山西小学校や西中学校がありますし、開館直後から教育や文化的プログラムは動いていないのでしょうか。

④寄贈者等の善意をふみにじるもの
土地、建物を寄贈してくださった二見重雄さんの遺族、そして作品を寄贈してくださった二見利節さんの遺族の善意、開館に当たって様々な協力をしてくださった二見利節さんのお弟子さんたちの善意をふみにじっています。

私も二見利節さんの作品やその生きざまは後世に伝えたいと地域コミュニケーション紙「しお風」でも作品や人物紹介をしてきました。今回の不始末は二見利節さんに泥を塗る様なものではないでしょうか。私がふたみ記念館を訪れた時、二見利節さんの写真が入った額が突然カウンターから落ちました。それが、私に「どうにかしてほしい」と伝えているように思いました。


この不始末の原因や責任の所在はどこにあるのでしょうか。

その一端は町や町長にあると思います。
将来の運営計画も不明確なまま、寄附を受け、開館してしまった計画性のなさ、議会できちんとした審議のなさ。
開館前のずさんな対応、県からのクレーム後の対応の悪さ。町は真摯に受け止めてほしいです。

二宮町議会の委員会や本会議で、必要性、将来計画や運営方法、採算性をきちんと審議せずに、条例制定や予算決定をしてしまっています。法的に審議の場ではなく、あくまで議長が行政に要請して、報告を求める場に過ぎない二宮町議会の「全員協議会」に行政から報告して済まそうとすることが多いです。

神保順子議員の本会議での質問に対し、坂本町長は「心が貧しい」「波長が違うから話をしていてもだめなんです。」「町民の意見を聞けって、あなた方の知り合いすべてが町民ではないのです。町民はいっぱいいるのです。それをワイドで物を見て判断をするというのを、こっちがやっているわけですから。」ときちんと答弁していません。これは議会制民主主義を理解していない発言のように思います。

また、答弁の中で、平塚美術館長が作ろうとしているふたみ記念館は美術館ではないと言われたが、その後寄贈者だけが会った美術館の学芸員が大丈夫だと言っていると伝聞で聞いて、二宮は二宮方式で行くことに方向転換をし、普通の建物でよいとしたと発言していますが、伝聞でそんな大きな考え方を決めてよいのでしょうか。なお、その学芸員さんは私に「坂本町長に『二見利節の美術館を建てることはやめた方がよい』と助言したのに聞き入れてくれない」とこぼしていたことがありました。


こんなトホホな町を健全にするためには、住民自治を進める議会改革が必要です。

今、二宮町議会では議会基本条例が検討中です。
私たち町民の意思の代行者である合議組織「町議会」。
町民の立場にたった「議会」本来のお仕事をこなす「町議会」になるように、「議会」の基本ルールや仕組みを一緒に考えましょう。

勉強会が次のとおり開催されます。ぜひ、ご参加ください。

勉強会「議会基本条例案の問題点を探る」
2月6日(月) 9:30~12:00
ASA二宮2階会議室