2008年02月11日
芝居「8.12」公演

22年前の1985年8月12日の日航機墜落事故で520名もの尊い命が失われました。この芝居は実話をもとに脚色され、この不幸な事故を風化させないように、公演を重ねてきました。原作・脚本を担当する座長の赤塚真人さんの友人もその犠牲者の一人でした。その友人は父親に勘当された駆け出しのミュージシャンで、若手俳優の赤塚さんと一緒に夢を語り合っていたのに、その突然の死。若くていつでも会えると思っていたのに墜落事故による理不尽な別れ。親との和解もかなわずに突然この世を去った友人。
赤塚さんは、芝居の中でこの友人が20年ぶりに他人の身体を借りて生き返り、父と再会する脚本を書きました。犠牲となった一人ひとりに深い人生ドラマがあったこと、かけがえのない人がある日突然亡くなってしまう、今愛する人を大事にしてほしいこと、思ったことは行動すべきで、伝えることの大切さを。




出演する座員の若手俳優さんも「以前は有名になりたいと思って演じていたけれど、この芝居と出会って、何を伝えるかが大事で、そのために全力を尽くして演じたい。」と語っていました。この公演は地元の中学生を招待し、この事故を知らない世代に命の尊さ、人との関わり、家族の愛を考えてもらいたいとと考えています。
墜落現場は、20年以上もたっても地面は変色し、ぺんぺん草も生えないそうです。そんな悲惨な事故をただ単に悲惨さを伝えるのではなく、喜怒哀楽を取り入れ、舞台の生の力を生かして、観客が笑って泣いて、共感を得られるようにしたい。赤塚さんはじめ出演俳優は命をかけて演じたいと語っていました。また二宮は単なる今回だけの公演場所ではなく、この地で舞台稽古も重ね、今後は定期公演を重ねたいそうです。
この公演を成功させるよう、みなさんに協力していただきたいと思います。よろしくお願いします。
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まちづくり工房「しお風」 神保智子
神奈川県中郡二宮町二宮1931-3
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Posted by tomo at 12:07│Comments(0)
│湘南♡風と星物語
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