2010年04月14日
しお風を振り返って
井上ひさしさんの訃報に大変ショックを受けています。地域コミュニケーション紙「しお風」は、二宮でまちづくりについて井上ひさしさんに講演会をしていただくことを契機に創刊しました。
その打合せのためにご自宅に伺った時、出版社の方もいらしたので、隣に私を座らせ、緊張する私に絶えず話しかけてくださった優しさは忘れられません。出版社の方にも「地域に密着したまちづくりの情報紙を二宮町で発行しようとしているんだよ。」と紹介してくださいました。また、「他にはないまちづくりの情報紙を作りなさい。日本一を目指しなさい」と激励してくださいました。
講演は、井上さんのファンであった青年の一通の手紙から蔵書寄贈を契機に山形県川西町のまちづくりに関わった体験、そしてイタリアのボローニャの文化における市民パワーなどに及び、地域活性化は、民間に創意を掘り起こし、その実現を図る住民の輪の中に行政当局も引き込む熱意と設得力が重要だという内容でした。講演後の茶話会では「取り残された町と嘆くのではなく、それを守ることで他にはない二宮らしさ、魅力を作っていくことができる」というお話が印象的でした。
あれから10年以上が経過しましたが、「自分は何ができたのか。今でも熱意を持ち続けているのか。設得力のある理念や行動ができているのか。」と自問し、その非力さに愕然としてしまいました。でも、これが私であり、自分の力のなさに悩んでばかりいても仕方がありません。少しでも理想に向けて歩み続けます。井上さんのご冥福を祈りながら、今日も活動を進めます。
昨日は、雨の中茶屋と中里の念仏講を取材しに行きました。念仏講に込められた仏の教えや哀切な唄を鉦を鳴らしながら唱和する厳かな雰囲気、その後の楽しい談話など感銘を受けました。茶屋ではみなさんがお料理を作って持ち寄ってくださり、大変な御馳走をふるまっていただき、大感激でした。こうした風習の魅力を伝えていくことも私の仕事だと思い、みなさんから力をいただきました。












その打合せのためにご自宅に伺った時、出版社の方もいらしたので、隣に私を座らせ、緊張する私に絶えず話しかけてくださった優しさは忘れられません。出版社の方にも「地域に密着したまちづくりの情報紙を二宮町で発行しようとしているんだよ。」と紹介してくださいました。また、「他にはないまちづくりの情報紙を作りなさい。日本一を目指しなさい」と激励してくださいました。
講演は、井上さんのファンであった青年の一通の手紙から蔵書寄贈を契機に山形県川西町のまちづくりに関わった体験、そしてイタリアのボローニャの文化における市民パワーなどに及び、地域活性化は、民間に創意を掘り起こし、その実現を図る住民の輪の中に行政当局も引き込む熱意と設得力が重要だという内容でした。講演後の茶話会では「取り残された町と嘆くのではなく、それを守ることで他にはない二宮らしさ、魅力を作っていくことができる」というお話が印象的でした。
あれから10年以上が経過しましたが、「自分は何ができたのか。今でも熱意を持ち続けているのか。設得力のある理念や行動ができているのか。」と自問し、その非力さに愕然としてしまいました。でも、これが私であり、自分の力のなさに悩んでばかりいても仕方がありません。少しでも理想に向けて歩み続けます。井上さんのご冥福を祈りながら、今日も活動を進めます。
昨日は、雨の中茶屋と中里の念仏講を取材しに行きました。念仏講に込められた仏の教えや哀切な唄を鉦を鳴らしながら唱和する厳かな雰囲気、その後の楽しい談話など感銘を受けました。茶屋ではみなさんがお料理を作って持ち寄ってくださり、大変な御馳走をふるまっていただき、大感激でした。こうした風習の魅力を伝えていくことも私の仕事だと思い、みなさんから力をいただきました。
Posted by tomo at 08:06│Comments(0)
│しお風のつぶやき
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