2010年01月17日
川勾神社御筒粥祭
1月15日は二宮町にある相模の国二宮の川勾神社の御筒粥祭でした。これは粥の状況で今年の作物の出来具合を占う神事です。以前から見学してみたいと思っていましたので、宮司に連絡して、取材させていただくことになりました。

早朝に行う行事なので、日の出前の暗い中を自転車で川勾神社に向かいました。暗い中に浮かび上がる神殿はとても荘厳で、緊張しながらも心が弾んできました。

宮司は、「せっかく早朝からいらっしゃったのですから、粥を煮ているところもご覧ください。」と粥を炭火で煮ているところも見学させていただきました。米をくだいた粥の中には葦が12本切って束ねてありました。いったいどのように占うのだろうと興味しんしんでした。



最初に、お祓いを行い、次に神前に一拝、献饌(けんせん)祭壇に粥を献上し、御筒粥祭祝詞をあげ、粥の中の葦を下げて、占いの結果をだします。



12本の葦は献上用の特別な葦で、その葦を上から順番に12本に切り、束ねてあり、その順番で一本一本縦に切り分けて、その中に詰まった粥の詰まり状態で作物の出来具合を占います。粥は詰まっているほど豊作だそうで3から9までの程度に分け数値を選び、その数値を版木台にいれていきます。



12本の葦は順番に、大麦・小麦・早稲・なかて・おくて・まめ・あずき・あわ・なんきん・いも・たばこ・蚕となっていています。今年は、8.9.9.7.9.8.8.8.7.9.8.9で、豊作のようです。

そして、版木を刷って、2月7日に開催する米や穀物の豊作を祝う祭りである「記念祭」で農家の方に刷った紙を配るそうです。現在、御筒粥祭は特に参列者もなく行われていますが、昔は人々が大地の恵みを神にせつに願っていたのだろうと思います。また、日々の暮らしの中で、人の力が及ばない天の力を感じ、日が昇る、日が暮れる中での祈りは自然なものだったのだろうと思います。
この神事は特に参列を規制していないそうです。厳粛で、私たちの暮らしを再考する良い機会になると思いますので、神事が暮らしとつながりを持たせることに協力できたらと思います。
早朝に行う行事なので、日の出前の暗い中を自転車で川勾神社に向かいました。暗い中に浮かび上がる神殿はとても荘厳で、緊張しながらも心が弾んできました。
宮司は、「せっかく早朝からいらっしゃったのですから、粥を煮ているところもご覧ください。」と粥を炭火で煮ているところも見学させていただきました。米をくだいた粥の中には葦が12本切って束ねてありました。いったいどのように占うのだろうと興味しんしんでした。
最初に、お祓いを行い、次に神前に一拝、献饌(けんせん)祭壇に粥を献上し、御筒粥祭祝詞をあげ、粥の中の葦を下げて、占いの結果をだします。
12本の葦は献上用の特別な葦で、その葦を上から順番に12本に切り、束ねてあり、その順番で一本一本縦に切り分けて、その中に詰まった粥の詰まり状態で作物の出来具合を占います。粥は詰まっているほど豊作だそうで3から9までの程度に分け数値を選び、その数値を版木台にいれていきます。
12本の葦は順番に、大麦・小麦・早稲・なかて・おくて・まめ・あずき・あわ・なんきん・いも・たばこ・蚕となっていています。今年は、8.9.9.7.9.8.8.8.7.9.8.9で、豊作のようです。
そして、版木を刷って、2月7日に開催する米や穀物の豊作を祝う祭りである「記念祭」で農家の方に刷った紙を配るそうです。現在、御筒粥祭は特に参列者もなく行われていますが、昔は人々が大地の恵みを神にせつに願っていたのだろうと思います。また、日々の暮らしの中で、人の力が及ばない天の力を感じ、日が昇る、日が暮れる中での祈りは自然なものだったのだろうと思います。
この神事は特に参列を規制していないそうです。厳粛で、私たちの暮らしを再考する良い機会になると思いますので、神事が暮らしとつながりを持たせることに協力できたらと思います。
Posted by tomo at 02:37│Comments(0)
│「しお風」取材
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