しお風つうしんブログ

梅沢海岸の日の出『素晴らしい町二宮』から転載


緑が丘の田口謙吉さんが、『議員視察』について議会事務局に提出された質問書をメールで送ってくださいました。
内容は、１０月３１日から１１月１日までの１泊２日で新潟県寺泊への議員視察の目的を質問するものでした。
視察日程が１０月３1日は①寺泊漁港、②弥彦神社そして宿泊は弥彦温泉「四季の宿みのや」、２日目の１１1月1日は③西山町事務所（地震状況視察）。④田中角栄記念館、⑤寺泊港ショッピングとなっていることへの疑問を著していらっしゃいます。

①の「寺泊港周辺の商業及び観光事業の活性化について」とあるのはどういう事なのか？既に計画が決まっているのに、何故今回視察するのか。二宮海岸を本気で観光事業化できると思っているのか。漁港視察が目的なら大磯港や小田原港など近くの伊豆半島の二宮と状況の似た各漁港をハシゴ視察して行った方が効果的なのではないのか。ということです。
また、④田中角栄記念館を公費で視察することの疑問も投げかけていらっしゃいます。さらに、視察を宿泊でする必要があるのか。日帰りで何故できないのか。とも質問していらっしゃいます。
以前に「議会打ち上げの議員懇親会にお酒は必要ですか？」と議員と議会事務局にメールをしましたが返事がなく、、「生意気だと言われるからこのようなことは止めた方がよいよ」と忠告を受けたそうです。

「私達一般町民からみると議員はいつもなぁなぁの馴れ合いでやっているから気がついた議員も何も言わない、議員を長くやっていると知らず知らずのうちに市民感覚、町民の感情からかけ離れて行っている事に議員自身が気が付かなくなっているんでは無いのでしょうか。議員は当選と同時にどの議員も「雲の上の人」になってしまいます。議会の中の事や議員視察の中味は議員にしかわかりません。是非、議会改革の面でも頑張って欲しいものです。」とまとめていらっしゃいます。

＊私（神保）は、以前から視察報告が何故なされないのか疑問に思っています。財政難の中で貴重な公費を最大限有効に活用してほしいし、見る・体験する・感じる視察はとても大切なことですので、ぜひ、視察で得たことを町民に公表してほしいと思います。また、議員は公人である責任を常に忘れないでほしいと思います。私は自由人ですので、楽です。酔っ払っても、笑ってすませられますし。もう少し自粛ますが。
田口さんの質問書の全文は続きでご覧ください。


☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆
まちづくり工房「しお風」　神保智子
神奈川県中郡二宮町二宮１９３１－３
☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆

二宮町の議員先生方にお聞きします。　　　　　　　　　　　　　　　緑が丘　田口謙吉

明日31日から11月1日までの１泊2日で新潟県寺泊への議員視察が予定されていますが視察の目的は何なのでしょうか？

視察日程によれば１０月31日は①寺泊漁港、②弥彦神社そして宿泊は弥彦温泉「四季の宿みのや」となっています。2日目の11月1日は③西山町事務所（地震状況視察）。④田中角栄記念館、⑤寺泊港ショッピングとなっています。

視察内容が③の柏崎市西山町事務所については地震による災害状況や復興状況とありこれは理解出来ます。
しかし①の「寺泊港周辺の商業及び観光事業の活性化について」とあるのはどういう事なのでしょうか？梅沢海岸の漁港整備や漁業の振興策だと説明した議員もいましたが漁港整備は骨子が大体、決まっていて議員全員協議会で資料が出されていませんでしたか？まめだよりにも「現在、町では国の漁村再生交付金を受けて、漁港及び周辺の整備計画をすすめているため、」と既に計画が決まっているのに今回の視察でこれから「視察してこれから決める。」話では無いはずです。漁業振興策にしても二宮で何人の人が、町の人口の何％の人が漁業で生計を立ているんでしょうか？二宮海岸を本気で観光事業化できると思っていらっしゃるんでしょうか？漁業を商業、観光事業化している寺泊漁港が二宮のモデルとなりうるのですか？漁港視察が目的なら大磯港や小田原港など近くの伊豆半島の二宮と状況の似た各漁港をハシゴ視察して行った方が効果的なのではないですか？

そして④の「田中角栄記念館」の視察ですが（私が言うまでも無く）、田中角栄はロッキード事件で実刑判決後も闇将軍として政界に君臨した利益誘導型の利権政治、金権政治の代名詞的存在です。その金権金脈で特に有名なのが信濃川河川敷買占め事件で信濃川河川敷を１億円で買いそこに政治力を使って立派な堤防を築き橋を2本も架け１億円の土地が時価７００億円に大化けした話など汚職、腐敗にまつわる話いくらでもある政治家です。思想、信条は自由ですから町議先生が個人で見に行かれるのはかまわないと思いますが、議員視察先として税金を公費で支出する内容でしょうか。

⑤の寺泊港ショッピングなどは全くの論外です。宿泊先の弥彦温泉「みのや」のホームページには「絶景の紅葉　弥彦温泉もみじ谷」とあり綺麗なお部屋やお料理、露天風呂の写真がが並んでいます。先日、あるグループの集まりがありました。視察日程を見たそこに集っていた人達は皆、口々に「税金のムダ使いだ。」「地震の視察をするにしても議員全員で行くのはおかしい。民間なら数人だ。」新潟出身の人からは「西山町はそう遠くは無いから朝、早く出れば日帰りが出来る。」などの声が出ていました。

前回6月の「議会便り編集委員会」の視察も愛知県大口町や静岡県新居町は普通は日帰り範囲です。それをわざわざ視察先から遠く離れた岐阜の方へ宿を取って計画しています。
そして帰りの車中で昼間から酒を飲み宿泊した朝食時にも酒を出したと言います。我々、民間サラリーマンは（公務員もそうだと思いますが）朝に酒を飲んで出勤したり出張の帰りに酒を飲む人は誰もいません。

その事をある議員に問いました。ある議員は「何を言いたいんだ！あんたがそう思うなら（視察でなく観光だと）そう思えばいい。」と開き直り、またある議員は「私にだけ言わないでよ。委員長のS議員に聞いてよ。」と自分もその視察に参加するのに参加する議員としての説明責任を回避しました。
先ごろ「議会打ち上げの議員懇親会にお酒は必要ですか？」と議員と議会事務局にメールをしました。どの議員先生からも返事がありませんでした。お付き合いのある議員からは「田口さんの言っている事はその通りだと思うけどああいうの出すとこいつは何だ、生意気だと言われるから出さない方がいいよ。」と忠告を頂きました。
しかし私は納得がいきませんのであえて議員先生方にお聞きしたいのです。

私達一般町民からみると議員はいつもなぁなぁの馴れ合いでやっているから気がついた議員も何も言わない、議員を長くやっていると知らず知らずのうちに市民感覚、町民の感情からかけ離れて行っている事に議員自身が気が付かなくなっているんでは無いでしょうか。議員は当選と同時にどの議員も「雲の上の人」になってしまいます。議会の中の事や議員視察の中味は議員にしかわりません。
議員先生方には是非、議会改革の面でも頑張って欲しいものです。