2007年12月09日

地下水調査検討委員会傍聴

icon07廃棄物処理施設「桜美園」最終処分場
地下水調査検討委員会傍聴11月29日10箇月ぶりに開催された第8回最終処分場地下水に関する調査検討委員会を傍聴しました。かなり遅くなってしまいましたが、紹介します。
最初に期間が空いてしまったので、前回の議論確認を委員に細見委員長が行いました。でも、迅速な原因究明と対策が必要だと思うのに、何故事前に前回の会議結果の確認を行い、今回の検討資料も事前に送っておかないのか、疑問に思いました。

議題は、1擁壁上流部遮水シート敷設工事、2最終処分場周辺地下水の水質測定結果、3緑が丘自治会からの要望についてでした。

1は、新最終処分場上流側集水桝の水量が大幅に減ったのでシート敷設のそれなりの効果があったとしていました。2の結果は、まだそのダイオキシン濃度が依然として高く、銅や亜鉛も検出されないので、焼却灰由来であると考えられ、観測井のアンモニアが以上に高く、電気伝導かなり高く、何らかの影響を地下水が受けていると考えられるようです。処理原水や侵出水、観測井の水のデータパターンを比較するなどヘキサダイヤグラムを作成し、検討する必要があるとしました。

また、環境部長が住民を安心させるために最終処分場の周囲のダイオキシン濃度が高かったところを掘削し、溶融処分の予算化をしたいということについては、焼却場撤去が大問題であり、住民の意見も聞いて全体計画の中で撤去を考える方がよい、本当に必要なことに投資してもらいたいとしました。行政はまだ焼却場撤去の方針は考えていないとのことでした。小手先ではなく、焼却場撤去の全体計画を迅速に策定し、着実に進めてほしいと思います。

3は、新最終処分場周辺の地下水汚染調査と中央公園湧水の水質調査の実施の要望ですが、行政は対応したいと既に回答しているが、ヘキサダイヤグラムというのは、住民が出したデータと同じようなもので、詳細な調査が必要なのは同意見であるとしました。

なお、小笠原議員も傍聴していて、ブログに掲載しています。

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まちづくり工房「しお風」 神保智子
神奈川県中郡二宮町二宮1931-3
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