2012年03月08日
議会が機能しないのは誰のせい?
3月7日二宮町議会で一般質問した議員は6名。東大果樹園跡地の購入、防災、二宮海岸の浸食問題、吾妻山の整備などについての質問がなされました。
今回の議会は町民の関心が高かったらからか、傍聴者はいつもだと数人あるいは一人の時でさえあったのに、常時十名前後はいたかしら。そして、議員の質問も論点がわかりやすかったのですが、きちんとした答弁が得られず、中途半端なままで終わってしまいました。
東大果樹園跡地購入の理由は、「二宮で最後に残された広大な土地で、4億5千万円という行政が購入できる価格。購入しないとデメリットがある。民間が購入すると、この大事な土地は虫くい状態になり、まちづくりが滅茶苦茶になってしまう。行政は挑戦していくことが大切だ」ということでその目的は不明のまま。
また、「事業計画や財政計画をきちんと示せないから、白紙であることが大切。当分整備資金がないので、じっくり考えられる」ようです。
購入金額4億5千万円の根拠も不明。東大側の「それ以下の金額ならば競争入札にする」という言葉をうのみにしたようです。手つかずの他の公共用地との優先整備順位も、足腰の強い町にするための定住促進、産業の活性化の具体策も不明。来年度の定住促進策は、二宮の魅力を伝える看板をつくることは6日の総括質疑でわかりましたが。
来年度創設される災害対策基金には財源不足で当初300万の積立。3年で1億をめざし、町内外の人たちに呼び掛けて寄付を集めるのだそうです。深刻な災害を被ったわけでもなく、温暖で住みやすい町に、災害対策で9千7百万円も寄付金が集められるのでしょうか。と、わからないことばかりの議会でした。それもそのはず、議会で議論をさせないのだもの。
21日に跡地購入の町長議案は提出されるのに坂本町長は開口一番「3月補正(跡地購入はその中で予算化されている)は既に賛成多数で可決され、既に決まったこと」などと言うし。さらに質問者の原議員に「原議員はわからない人だから」という大変失礼な発言も。
だらだらと具体的な内容のない答弁で原議員の持ち時間が少なくなっても、杉崎議長は町長に注意も促さず、後1分足らずで原議員は発言を終わることができたのに、「ルールだから」と発言を制止していました。
私はあまりの無謀ぶりに原議員が終わり、休憩宣言をした議長に「長い答弁にも対応してください。」と思わず発言してしまいました。
また、町長が根岸議員に「あなたは反対にまわった。21日までに賛成だと頭を下げにくれば説明する」という発言に対して、根岸議員は「反対している人には話せないのが町ですか。あなたはふだん議員はいらないといっているが、いつも議員が賛成者しかいないのならば、議会はいらない」と発言していました。
これは悪い議会の見本を示す模擬議会でしょうか。
議会の本来の使命を機能させていないのは誰のせい?議員の資質、担当職員の問題でもありません。
現在二宮町議会は議会基本条例の検討中です。私たち町民も連携して、真摯な議員にエールを送りながら、町民、議会、行政が対等にまちづくりを進める仕組みをつくりあげましょう。
ぜひ、議会傍聴をしてください。議会に関心をもってください。
今回の議会は町民の関心が高かったらからか、傍聴者はいつもだと数人あるいは一人の時でさえあったのに、常時十名前後はいたかしら。そして、議員の質問も論点がわかりやすかったのですが、きちんとした答弁が得られず、中途半端なままで終わってしまいました。
東大果樹園跡地購入の理由は、「二宮で最後に残された広大な土地で、4億5千万円という行政が購入できる価格。購入しないとデメリットがある。民間が購入すると、この大事な土地は虫くい状態になり、まちづくりが滅茶苦茶になってしまう。行政は挑戦していくことが大切だ」ということでその目的は不明のまま。
また、「事業計画や財政計画をきちんと示せないから、白紙であることが大切。当分整備資金がないので、じっくり考えられる」ようです。
購入金額4億5千万円の根拠も不明。東大側の「それ以下の金額ならば競争入札にする」という言葉をうのみにしたようです。手つかずの他の公共用地との優先整備順位も、足腰の強い町にするための定住促進、産業の活性化の具体策も不明。来年度の定住促進策は、二宮の魅力を伝える看板をつくることは6日の総括質疑でわかりましたが。
来年度創設される災害対策基金には財源不足で当初300万の積立。3年で1億をめざし、町内外の人たちに呼び掛けて寄付を集めるのだそうです。深刻な災害を被ったわけでもなく、温暖で住みやすい町に、災害対策で9千7百万円も寄付金が集められるのでしょうか。と、わからないことばかりの議会でした。それもそのはず、議会で議論をさせないのだもの。
21日に跡地購入の町長議案は提出されるのに坂本町長は開口一番「3月補正(跡地購入はその中で予算化されている)は既に賛成多数で可決され、既に決まったこと」などと言うし。さらに質問者の原議員に「原議員はわからない人だから」という大変失礼な発言も。
だらだらと具体的な内容のない答弁で原議員の持ち時間が少なくなっても、杉崎議長は町長に注意も促さず、後1分足らずで原議員は発言を終わることができたのに、「ルールだから」と発言を制止していました。
私はあまりの無謀ぶりに原議員が終わり、休憩宣言をした議長に「長い答弁にも対応してください。」と思わず発言してしまいました。
また、町長が根岸議員に「あなたは反対にまわった。21日までに賛成だと頭を下げにくれば説明する」という発言に対して、根岸議員は「反対している人には話せないのが町ですか。あなたはふだん議員はいらないといっているが、いつも議員が賛成者しかいないのならば、議会はいらない」と発言していました。
これは悪い議会の見本を示す模擬議会でしょうか。
議会の本来の使命を機能させていないのは誰のせい?議員の資質、担当職員の問題でもありません。
現在二宮町議会は議会基本条例の検討中です。私たち町民も連携して、真摯な議員にエールを送りながら、町民、議会、行政が対等にまちづくりを進める仕組みをつくりあげましょう。
ぜひ、議会傍聴をしてください。議会に関心をもってください。
Posted by tomo at 03:48│Comments(0)
│議会ウォッチング
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